Project “Metropolitan Archives”

作品

1.3mの長閑な線路下をくぐる

洗足池ガード下

いしいすぐる (著)

線路のガード下。光の差さないコンクリートで覆われた壁に、結露なのか水がポタポタと漏れる薄暗い道。そんな風景を思い浮かべるだろう。大田区洗足池には東京でもっとも低いと言われるガードがある。ゆったり走る東急池上線の線路の下に大人が腰をかがめてくぐる、ちょっと低い鳥居のような不思議なガード。そこは薄暗い普通のガード下とは違い、線路と枕木の間からスポットライトのように日が差している。ひっそりと草や花が生え、なんともほっこりとした風景がそこにはある。通るのには少し手間がかかるそのガードはあまり人も通らず、なんだかゆったりとした時間が流れている。そんな奇妙で温かい風景を一冊な写真に収めました。

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発売日2020/07/07
ページ数96ページ
価格450円 (税込)
サイズタブレット端末を推奨