Project “Metropolitan Archives”

作品

小さな鍵でクルクル巻き取るワクワク感

ノザキのコンビーフの缶

いしいすぐる (著)

ノザキのコンビーフ。その言葉から思い浮かぶのはあの枕型の缶、そしてコンビーフを開けるためだけの鍵を使ってキリキリと開けるその独特な風貌。そのひと手間はちょっと煩わしいけど懐かしい、中から美味しいお肉がでてくる一つの儀式。そんな独特な存在のこの缶は2020年1月に生産が終わることが告げられた。あの形が、あの鍵がなくなったらノザキのコンビーフではなくなってしまうのではないだうろか。そっけないただの塩漬けの細切れの牛肉になってしまうのでは・・・。もう一度あの儀式を、缶を開けるワクワク感を最後に味わいたい、そしてずっととっておきたい。そんな想いを胸に缶に向き合った一冊の写真集でございます。

Amazonで読むKindle Unlimited 対応

発売日2020/04/06
総ページ数112ページ
価格550円 (税込)
サイズタブレット端末を推奨